今回は、
珍しく一泊することにした。
理由は特にない。
「日帰りだと慌ただしいな」と思っただけだ。
たった一泊。
でも、家に帰らない夜があるだけで、
少しだけ特別になる。
出発前のテンションは低め
旅行の朝は、
いつもより早く起きた。
ワクワクしていたかと言われると、
そうでもない。
準備は前日に済ませていたけど、
忘れ物があっても
「まあいいか」と思えるくらいの気持ちだった。
完璧じゃないほうが、
この旅には合っている気がした。
移動中に、だんだん旅行になる
移動は長すぎず、短すぎず。
景色が少しずつ変わっていくのを見て、
「あ、ちゃんと遠くに来てるな」と思う。
スマホを見る時間も減って、
代わりに外を見る時間が増えた。
この辺りから、
ようやく旅行っぽくなってきた。
宿に着いた瞬間の安心感
宿は、
派手でも高級でもない。
でも、
ちゃんと落ち着ける場所だった。
鍵を受け取って、
部屋に入って、
荷物を置く。
それだけのことで、
「今日はもう大丈夫だな」と思える。
この瞬間は、
何度経験してもいい。
予定を詰めない夜
夜は、
決めていたことを一つだけやって、
あとは流れに任せた。
有名な店に並ぶこともなく、
映える写真も撮らず、
静かにごはんを食べた。
美味しかったかどうかは、
正直よく覚えていない。
でも、
落ち着いていたのは確かだ。
知らない場所で眠る
ベッドに入ると、
家とは違う音がした。
完全に静かではないけど、
うるさくもない。
この「慣れていない感じ」が、
旅行に来た証拠みたいで、
少しだけ嬉しかった。
思ったより、
すぐ眠れた。
朝は、だいたい同じ
次の日の朝。
どこに泊まっても、
朝の自分はだいたい同じだ。
コーヒーを飲んで、
ぼーっとして、
少しだけ外を見る。
でも、
知らない場所で迎える朝は、
それだけで少し新鮮だった。
帰る前が、いちばん良い
チェックアウトをして、
帰りの準備をする。
「もう一泊したい」とまでは思わないけど、
「来てよかったな」とは思う。
このくらいの気持ちが、
一番ちょうどいい。
一泊して分かったこと
・一泊でも、ちゃんと旅になる
・予定は少なめでいい
・帰る場所があると、安心する
大きな発見はないけど、
感覚は少しだけ更新された。
おわりに
この一泊旅行は、
人生を変えるほどの出来事じゃない。
でも、
「いつもと同じ日」ではなかった。
トムにとっては、
それだけで十分、大きな体験だった。
たぶん、
次に泊まる理由も大したことじゃない。
でも、
また行くと思う。

